矛盾

年が明けたと思ったら、もう年度末。


子供たちはまた学年が一個上がって
息子は初めての春期講習に参加してみたりして
なんだかんだ成長しているというのに
当の私は、全然成長できてない。


こと恋愛に関しては余計にそれを感じる今日この頃です。


ブログでも書いているように
去年の後半あたりから
彼との関係は変わったような気がします。


最初の頃感じてた娘さんへのヤキモチも
会社のリカさんへのヤキモチも
約3年彼という人を見てきて
そんな心配する必要なんてないって
彼が分からせてくれた。


彼の気持ちが

誠実に私に向いているということを

毎日毎日感じる。

私を裏切ることなんて

絶対にないって心底信頼してる。


前の旦那に

ウソをつき続けられてきた私にとって

信頼できない人は無理で

安心できない恋愛も無理で。



毎日が平和で

週末になれば必ず会える。



今の関係は

私がずっとずーーーっと

欲しかった『理想』に近い。



・・・


なのに

それなのに

なんでだろう。



このまま穏やかな関係が深まっていくことに

抵抗感がある。


ケンカしたいって意味じゃない。

不安になんてなりたくない。


でも


「ツーと言ったらカー」とか

「空気のような存在」とか

「最大の理解者」とか

そんな「肩書き」が増えていく中


「愛しい彼女」とか

「可愛い存在」とかが

代わりに減っていってしまう気がして

素直に喜べない自分がいる。



付き合い始めの頃

まだ既婚だった頃

一緒に帰る30分ほどの電車での時間は

大事な逢瀬の時間だった。


誠君は気持ちのアップダウンが少なくて

合理的で、現実的。

それは恋愛においても同じで。


でも、そんな彼が

私が降りる駅が近づいてきたとき

「あぁ・・・ウチに連れて帰りたい」って

言ったことがあって。



その言葉には

「旦那の元に返したくない」

「自分の手元に置いておきたい」


そんな

彼の独占欲のようなものが見えて

分かりづらい彼の気持ちが

ハッキリ見えた気がして

今もキュンキュンする出来事。



でも

もう二度と言われることはないのも確かで。

それを考えると

なんだか寂しい気持ちになってしまうのです。



穏やかで優しくて

私に甘い彼。



私のわがままを

「しょうがないねぇ」と

笑ったり困ったりしながら

受け入れてくれてる。



これ以上望むことなんてないはずなのに

彼の独占欲をまた感じたい!と

思う私がいるのも確か。


感情を荒げて

私に溺れてくれたらいいのにと

思う私がいるのも確か。



「会えることが当たり前の関係になりたい」

と思っていたくせに

それが実現しつつある今

彼にとって

私の存在がアタリマエになるのは嫌。



ワガママです。


穏やかで、いつも一緒にいられる

安定した関係でいながら

会えることにワクワクして

会ったら嬉しくて

帰したくない、離さないと思ってほしい



矛盾



いつも一緒にいられる、って

4行上に書いてる。

一緒にいるのに、帰すも離すも無い。


頭ではこの矛盾を理解しているのに

気持ちはこの矛盾に抗いたがる。



厄介だな自分。

私自身こそが最大の矛盾なのかもしれません。