パートナー

GWもあっという間に残すところあと一日に。


GW中平均2時間ずつくらいですが
お買い物や彼の新しい熱帯魚を買いに行ったりと
ほぼ毎日会っています。


今日はHOTELデートでした。
せっかくのお部屋なので久々にお昼を持参。
・牛肉五目混ぜご飯のおにぎり
・鶏とオクラのおろし煮
・煮卵
あと娘からの要望で作ったブルーベリーヨーグルトケーキをデザートに。


煮卵以外は前日の我が家の夕飯の一部を彼用に取り分けておいたもの。
本当は作りたてを夕飯として一緒に食べたいのだけど
それはできないから、彼の分を取り分けておいて
翌日のデートの時に食べてもらっています。
(お弁当のためにその日に作られている
ムラゴンのお友達の方はすごいなあ・・)


私は料理を作るのは嫌いじゃないけど好きでもない。
料理の腕も、恐らく下手じゃないけど特別うまくもない。
人並です。


前の旦那からは手離しで褒められることは殆どなく
「もうすこし塩気が欲しかった」とか
「うまいけど、何かが足りない」とか
そんな反応ばかり。


そんな前の旦那が一度、冷凍フライドポテトを揚げたとき
多分揚がり具合とか塩気とかが好みだったんでしょうね
「今日のポテトうまい!」と珍しく褒めてくれて
褒められ慣れてない私は、嬉しくて嬉しくて
ポテトを揚げる度に、今日のは褒めてもらえるかな?って
ワクワク、ドキドキとしてました。
結局その時一回きりだったんですけどね。


それ以外の料理も、自分では「おいしくできた!」と思って
子供たちもおいしいって言ってくれても
前の旦那だけは「しょっぱいからもう少し醤油減らして」など
「おいしい」って言葉はもらえなくて
いつしか、自分は料理が下手で
私の舌はなんでも大抵「おいしい」と
感じられてしまう大雑把な舌で
自分では美味しく感じても
前の旦那に満足してもらえるご飯は
作れないんだと自信を無くして
料理はコンプレックスになっていきました。


だから、彼と付き合い始めても
なかなかご飯を作ってあげるという気にならなかった私。


しかも彼は土日は夕飯作りを担当していて
ご飯が作れる人。
余計に作る気になれませんでした。


いつだったか、彼の前の奥さんとの結婚生活の話になったとき
料理は得意じゃなく
仕事から帰ったらお皿の上に温めるだけの
サバの味噌煮のレトルト?が置いてあったこともあったよ、と
彼が笑って言ってました。
お弁当も作ってもらったことが無い、とも。


「向こうも仕事してたから」
「お弁当は、私が朝が早かったから」と
決して前の奥さんの悪口としてではなく
むしろ、かばうようなことまで言っていた彼。


それを聞いた時
なんだか無性に彼にご飯を作ってあげたくなって

彼は笑って言っていたけど
本当は手料理を作っておいてほしかったんじゃないかと
お弁当も作ってもらいたかったんじゃないかと

それが

私が前の旦那に
美味しいと言ってもらいたかった気持ちや
私のご飯を食べたいと思ってもらいたかった気持ちに
似ている気がして

2人とも
パートナーにして欲しかったことが
前のパートナーとは叶わなくて
彼は、それを私に埋めてもらおうなんて
きっと思ってないのだろうけど
私は
彼がして欲しかったことを
私が少しでも叶えられるなら
叶えてあげたいと思うのです。

初めて彼にお弁当を作っていったときから
何を食べても「おいしい!!ともちゃん、これすっごく美味しいよ!」と
目を丸くして、感激した表情で喜んでくれる彼。


今日も彼は私の手料理を「おいし~(*´ω`*)」
「ともちゃんの料理はいっつも美味しいねぇ」と
目尻を下げて喜んでくれました。


前途のとおり
私の料理の技術が高いわけではありません。
ただ、彼と私は味の好みが似ています。
美味しいと思うものが被ることが多く
食べたいと思う嗜好も非常に近いです。
だから、私が美味しいと思って作るものは
彼の好みにもマッチするのだと思います。


要は食に関する『相性』が良い。
でも、それ以上に
「美味しいものを食べてもらいたい」という
私の気持ちを感じるから
彼は相性以上に「美味しい」と感じ
彼の喜びや感謝を感じるから
私はもっと美味しいものを作ってあげようという気持ちになる。


私の料理の技量は以前も今も大した違いはないはずなのに
料理に対する前向きさがこんなにも違う。
「パートナー」の影響力って大きい。

彼を見つけられて良かった。