縮まる距離

<なれそめ編>
誠くんの女の子扱いがうれしくて
ダメだと思いつつ、せっせとLINEを送る日々。


と言っても8割私が話を振って、誠君が応えてくれる
そんなやりとり。
それでも、お互い知らないことを知れるのが楽しくて
趣味を聞いたり、部屋の写真を送ってもらったり
飼ってるペットの話をしたり・・。


なんてことない話ばかりだったけど
楽しくて仕方がなかった。
40代にもなって、こんな風に誰かとやりとりすることに
ワクワクしてしまうなんて・・。



基本は平日の夜、帰宅後から寝るまでに何回かラリーが
メインだったけど、その日は初めて日曜日の夕方にラリー。

誠:今日は夕飯のメニューはなんですか?
とも:えー。。。チキンカレーかなぁ。楽だし(笑)
誠:カレーですか。良いですね!うちは・・唐揚げかな。
とも:(@_@)??
   加藤さん・・が作るんですか?唐揚げ。
誠:そうだよ。土日の夜ご飯は俺の当番。


男性が夜ご飯を定期的に作る、という感覚が無かった私。

父も元旦那も、年に1回~数回イベント的に作るだけ。
毎週末当たり前に作ってるという話を聞いて
すっごく驚くと共に、よくわからない親近感を感じてしまった。


そこからは、土日の夕方は必ずのように今日の夕飯どうする?
のラリー。
お互い相手のメニューにヒントをもらったりして
時には同じメニューを作ったり、作ったご飯を写メしたり。
「男と女」じゃなく「お父さんとお母さん」としてのやりとり。
そんな「THE日常」のやりとりが
なんだかとっても嬉しかった。


共通の話題「夕飯のメニュー」は
私たちの距離をググっと近づけてくれた。


今でも、この「ご飯どーする?」は続いていて
離婚後は、夕飯の買い出しを同じタイミングにして
電話で話しながら、バーチャルな一緒のお買い物(笑)
隣で一緒に買い物したいねーって言いながら
今はまだバーチャルで我慢。


いつか彼と一緒に夕飯の買い出しをして
一緒にキッチンに立ってご飯を作るのが私の夢の一つ。
叶いますように。。。