価値観の違い ③

(前回の続きです)


過去に誠君の愛情を私の物差しで測らない!
仲良く楽しく一緒にいることが幸せで、結婚という形は
その先に付いてくるもの、ということを
理解したつもりだった私・・。


とはいえ
とてもとても感情的な私



今回もきっかけはとても些細な一言だったのに
そこから結婚の価値観の話を蒸し返してしまった



付き合い始めて少しした頃は
まだ離婚がそこまで具体的じゃなかった
いつか、結婚したいな、とは思いつつ
子供たちのパパになってもらうつもりは当然なく
一緒になれるとしたら、もっとずっと先のこと



そのころ
「いつか一緒になれるといいなぁ」といった私に
「結婚はさ・・・色々時期の問題とかあるだろうから
指輪一緒にしよう」と言ってくれた



そんなこと全く想像してなかった私は
本当に驚いた


「え?それって、結婚指輪みたく?
お揃いって意味?」


「そうそう
離婚が成立したらさ
指輪もできるんじゃないかな」



じーん(´;ω;`)



その時のその言葉は
まるでプロポーズをしてもらったように
私の中の宝物になった



その後離婚をして
それなりに時間も経過して


あの時の指輪の約束・・・
誠君はまだ覚えてるのかな
でも
結婚は必須条件じゃないって言ってたから
指輪も一緒に無かったことに
なっちゃったかな


気になっていて
でも言いづらくて
迷って迷って
思い切って切り出してみた



とも:あの・・さ
以前、結婚はいつになるかわからないけど
離婚したらさ
指輪しようかって言ったの
覚えてる?


誠:あーうんうん


とも:・・いつか指輪いただけるのかな?


誠:うん、そうだねぇ


(良かったーー( *´艸`))


3年以内にはと思ってるけど。。


(え???(;゚Д゚))


正直、もう少し早いと思ってた私
一年以内くらいには
いただけるのかな、って



とも:3年・・?なんで3年?


誠:いや・・特に意味はないけど



ここでまたネガネガな私が
出てきてしまった


結婚は・・前の話もあるし
正直できなくても仕方ないかなって
思ってた


でも将来結婚するかは
分からないけど
この指輪だけは彼が自分から
私のことを思いやって申し出てくれた
気持ちがこもったもの


だから
指輪をとても楽しみにしていた


まさか、そんなに先のつもり
だったなんて・・・


とも:3年・・は、長いよ
私、待ってられるかな

誠:その待つ時間も
楽しいんじゃない?

(楽しくない。。。)
あまりの意外な言葉に
つい嫌味を言ってしまった

とも:「結婚」だけじゃなく
「結婚の代わり」と言ってくれた指輪も
すぐに一緒にしたいとは思わないんだね
やっぱり・・
誠君にとって私は
『その程度の存在』なんだね


誠:なんか、悲しいね


最初、誠君のこのセリフが
誰の言葉なのかわからなかった
私のことを「可哀想だね」という意味で
言っているのかと思った

とも:?誠君が?

誠:そう
その程度って思ってると見られてるんだよ
今までの事みんな
『その程度』の気持ちでやってるって
思われてるんだよ

たいして気持ちも入ってないって
ともちゃんは思ってるってことだよ

(あ・・・(´・ω・`))


とも:ごめん
そういうつもりじゃなかった
今までも、今も
誠君がしてくれたことに対して
「その程度」って思ったなんてこと
ないよ


ただ

誠君は言葉で甘いことを言ったりして
安心させてくれたりってのが
あんまりないから
すぐ不安になってしまって
今回も指輪、とても嬉しかったのに
3年も先だと思ってなくて

先延ばしに
しようとしてるのかなって・・


誠:できるか分からないことは
軽々しく口にできないよ
だからともちゃんが求めてる
「甘い言葉」は
言ってあげられて無いのかもしれない

でも、ともちゃんのことを
「その程度の存在」なんて思ったことないよ




『できるか分からないことは軽々しく口にできない』



そうだった
誠君は、そういう人だ


そういう人だから
元旦那に裏切られている私は
その誠実さにどんどん惹かれてしまった


あぁ・・情けないなぁ、私

誠君は私なんかよりずっとずっと
誠実な人なのに


守れる約束しかしない
言ったことは必ずやる


指輪の約束だって
時間がかかっても
必ずくれるつもりだったからこそ
言ってくれたことなのに



「もっと好きって言って」
「もっと会いたいって言って」



言葉ばかり欲しがって
今回もまた
彼の行動の中にある
たくさんの愛情に
気づけずにひどいことを言ってしまった


「悲しいね」って言わせてしまった


自分の浅はかさが本当に嫌になる



誠君に「本当にごめんなさい」と
「自分の浅はかさが嫌です」と伝えたとき
「でも、それがともちゃんだからね」と
言われた



私の悪いところを否定したり
非難したりする前に
まず丸ごとの私を受け止めようとしてくれる



ありがとう(ノД`)・゜・。


私も
価値観が違う誠くんを
「なんでなんで?」と
問い詰めるんじゃなくて
丸ごと受け止められる
優しい人になれるよう
努力します


がんばる!!(`・ω・´)