「今までで一番好きかは分からない」

こんにちは。
少し秋めいてきて、朝晩はすっかり肌寒く好きな季節になってきて嬉しいです。


誠君とは落ち着いたお付き合いをしていますが、先日ちょっといざこざして、でも丸く収まった話がありました。


私は思ったこと考えたことは何でも伝えたいと思ってしまうタイプ。
子どもたちとの面白かったことや
会社で起こったトラブル
嬉しかった悲しかった嫌だったといった色んな感情を、色々な出来事とともに誠君に話すことで気持ちが落ち着く。


ありがたいことに、誠君は「話すより聞くのが好き」というタイプらしく、付き合い始めの頃にあまりの喋る割合の差に「一方的に話しちゃってるけど大丈夫?」と確認したら「私は話すのは苦手だけど、人の話を聞くのは好き。話すのが好きなともちゃんと、聞くのが好きな私でとっても相性良いよね」と言ってもらえて、それ以来心置きなく喋っている。


前途の通り思ったことや気持ちを表現したくて仕方がない私は、誠くんを好きという感情もストレートに伝えている。
「好き」「大好き」「愛してる」「幸せ」「楽しい」「嬉しい」
私のLINEには、こんな単語が溢れている。
更に、それだけじゃ足りなくて「今までで一番好き」「こんなに合う人は居ない」と言った比較級を盛り込んだ愛情表現もしている。


一方誠君はというと。。
「好きだよ」と私が送れば、「うん」「ありがとう」のお言葉。
そして誠君発信の「好きだよ」は滅多にない。


(´・ω・`)


愛情表現は、言葉だけじゃないことは分かる。
上辺だけの言葉で好き好き言ってる人よりも、日々の行動や態度で愛情を表現する方がずっと難しいということも。


だからいつもは、彼の普段の行動や、私のわがままも含めて受け止めてくれる包容力とか、そういった行動で示される愛情を感じることで「言葉」の発信がなくても愛情を感じることができてる。


先日テレビで「7番目に付き合った人と結婚した人が、結婚後の幸福度が一番高かった」みたいな統計があるってやっていて、数えてみたらなんと!誠君がちょうど7番目!!嬉しくてそれをLINEで報告。

とも:ねえねぇ、今テレビでやってたんだけど、7番目に付き合った人と結婚した人が、結婚後の幸福度が高いんだってー。そしてなんと誠君は7番目だったよー。だから幸せなのかなー💕

誠:そうなんだ~。

とも:確かに、今までで一番幸せだし、一番好きだよー。
(で??あなたは??ワクワク)

誠:良かったよー。

・・・(-_-)それだけ?
私も、とかさ
なんか無いの?
ちなみに、私は何番目なのよ。。そこも知りたい。

知りたくなっちゃうと、我慢できないお子様な私。

とも:ちなみに、私は何番目なのかなぁ。7番目だと嬉しいんだけど。

誠:・・多分そのくらいだと思う

多分って。。
たまたま7番目だったことに、運命まで勝手に感じちゃってた私に対して、なんとも冷めた反応の誠君。
この温度差に諦めればいいものを、食い下がる私。


とも:多分かぁ。でも、今までで一番て思ってくれるなら、何番目の彼女でも良いや。
(「うん今までで一番」って言葉を期待)

正直、いっくら言葉を言わない誠君でも、ここまで誘導尋問(←笑)したら、言ってくれるんじゃないかなぁと期待していた私。


誠:そうそう、そんな何番目とかは気にしなくて良いよね~。


Σ(゚д゚lll)ガーン
終了?
まとめの言葉っぽいけど。。

ここら辺で拗ねてきた私。

とも:・・何番目の彼女か、は別に良いけど・・(今までの中で)一番好きかは気になるよ。。

誠:今、ともちゃんのことが誰より一番好きだよ

(´・ω・)ん?
「今」?
「今」ってわざわざ付けるのって、過去を含めたら違うってこと?


とも:・・じゃあ、歴代では?1番じゃない?


誠:・・分からないよ


Σ(゚д゚lll)ガーンΣ(゚д゚lll)ガーンΣ(゚д゚lll)ガーン

えぇ・・正直期待しちゃってました。。
「ともちゃんが一番」って言ってもらえるんじゃないかなって。
こんなに仲良しなのに?
愛情も感じるのに?

一番だと言ってもらえなかったこともショックだったけど、過去に私以上に好きだった人が居るんだってことが更にショックだった。

私にとって、貴方は間違いなく今までで一番なんだけどな。
貴方にとって、私は一番じゃないんだ。


とも:分からないんだ。正直ショックだよ。(←もう泣きながらLINE。自分で聞いておいて、自爆して泣くってもう。。ほんとにどうしようもない)

誠:今、一番好きだよ。ともちゃんが一番好き。それじゃダメなの?

ダメじゃないって考えるべきだよね。今一番って言ってくれてる。
過去の人は過去の人。
彼がどんなにその人を好きだったとしても、今は赤の他人。
でも・・でもっ!!

とも:今一番好きって嬉しいよ。でも、貴方の人生を振り返って一番好きって存在にはなれなかったんだなぁって思うと悲しい。私は、貴方が今までで一番好きだから。

誠:ごめん、分からない
ていうか、どうして「今までで一番」だなんて分かるの?過去の自分と今の自分は違う自分だよ。価値観も考え方も、その時の自分はその時の価値観。大切に思うことや大事なことも、今の自分とは違う。過去の自分が好きだったという感情と、今の自分のともちゃんを好きって気持ち、どうやって比較するの?


え???
まさかの回答に驚いた。
私の「今までで一番好き」は、別に過去のあの時の自分の好きと定量的に比較して出した結果じゃない。
ていうか、そんなの無理だ。
でも、溢れるような感情や、幸せな気持ち、話が尽きず、いつもコロコロと笑い合うような楽しい時間を全体的に考えると、「一番好き」って言葉になってしまうだけ。

それを、彼は真面目に過去の感情と比較して「一番」かどうかを測ろうとしてるの?
予想の斜め上の反応。。


とも:いや・・私も定量的に過去の自分の好きと比較なんてできないよ。


誠:でしょ。比較なんてできないでしょ?証明できない「1番好き」じゃ、意味ないんじゃないの?

とも:でも、今こんなにも好きだよって貴方に分かってもらいたくてそこから出る「一番好き」って言葉なんだけど・・
「本当に一番なのか」なんてあまり考えてなくて、貴方が「一番だと思うくらい好き」って思ってくれることが嬉しいだけなんだよ


誠:それで良いのかなぁ。。

誠君がなぜ「今までで一番好き」と言えないのかが理解できた私。
彼は、いい加減なことは言葉にできない人。
できることしか言わない。
約束できないことは、約束できないと言っちゃう人。
女性って立場からすると、あまりにも愚直すぎて「そこは素直に言わなくていい!」ってことや「もっと酔わせてくれるような甘い言葉が欲しい」と思ったことも何度もあるけど、こんなにも自分の発した言葉に責任をちゃんと持とうとする人なかなか居ないよねって気づいて、今までで一番好きかどうかは、どうでも良くなっちゃった。

今私を好きな気持ちと、過去の彼女を好きだった気持ちを比較することはできない。
証明できないことを、口先だけで言うことに意味があるの?って考えちゃう堅い人。

最初はね、性格の悪い私は
「過去の彼女たちなんてたいして好きじゃなくて、ともちゃんとは比較なんてするまでもなく、圧倒的にともちゃんが好きなんだよ」なんて言ってほしいと思っていた。
過去の彼女たちへの愛情なんて、本気じゃなかったというようなセリフを期待してた。

でも、誠君が一生懸命比べて、でも答えを出せないって言ったのを聞いて、この人はきっとその時その時の彼女たちを、精一杯愛してきた人なんだろうなって思った。

そこに嫉妬がないって言ったらウソになるし、お友達のブログで書かれている「こんなに好きになったのは初めてだよ」って彼さんからのセリフは、今でもやっぱり「きゃー良いなぁ。素敵―💕」ってキュンキュンモノなのだけど、それでも、その時その時の彼女をめいっぱい愛してきた誠君だから、今私に注がれる愛情も、こんなにも愛情深いんだなって納得もできる。


それにしても、自分の想像や考え方とあまりにも違っていて、ビックリすることの多いこと(笑)
だからコミュニケーションは大切だし、深く知れた時の嬉しさは格別なのかもしれないけど。