<なれそめ編>
CDとDVDを借りてお話ができたら嬉しいな
くらいの気持ちだったのが
誠くんからの「話がある」という
重そうな雰囲気を受けて
いろんな意味でドキドキして当日を迎えた私
正直、その日は仕事が全く手につかなかった
ずっと心臓がどきどきしてて
上の空だった
当日は外出していた誠君が先に目当てのネカフェに着いて
複数人のお部屋が空いてるか確認してくれることになってた
私は当然定時で仕事を切り上げて
そそくさと会社を後にした
会社最寄りの駅に着いた頃
誠君からLINE
誠:ついたよ~空いてた。受付でツレが先に来てるって
声かけて、〇階の〇〇番の部屋に来て
とも:はーい
駅からの道わかるかな。。
迷ったら電話してもいい?
誠:結構駅前だけど(笑)
ダメそうなら連絡して
電車に乗ってる間の約30分
どんな話をされるのか気になって気になって
心臓がバクバクしてた
「もうこんな関係はやめよう」
やっぱりこう言われちゃうのかな
私はどうしたらいいんだろう
そんなことを考えたら
あっという間に目的に着いちゃった
そのネカフェは「駅から徒歩3分」
でもGoogleマップを使う(笑)
そのくらい方向音痴
そして、Googleマップを使っても迷う(´;ω;`)
結局誠君に電話をして
口で説明してもらって何とか到着
〇〇番の部屋に向かう
足取りは重たい
好きな人と会えるのに
なんでこんなに気が重いの。。
『コンコン』
恐る恐るドアを開けると
2畳弱くらいの狭い部屋に
誠君がテレビを見ながら待ってた
誠:あーよかった無事着いたね
とも:うん(笑)下まで案内してもらったからね
靴を脱いで部屋に入る
緊張してたけど
顔を見たらやっぱり嬉しい
どこに座ったら良いのか迷って
真ん中あたりに座る誠君を見る形で
後ろの方の壁際にちょこんと座った
(もう一回だけ続く)